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サンスポvol.5
山崎の進撃止めるなら 石野はじめ地元4人衆
住之江ボートで行われる「SG第30回グランプリ」(18日〜23日)の出場選手が決まった。昨年から導入された2ステージ制≠ノより、サバイバルムードはさらに激化。メッカ住之江では初となる6日間の1億円バトル≠ひと足早く占ってみる。
 18人の顔ぶれを見渡すと9人が昨年に続く連続出場で、返り咲きが8人、初出場が1人。半数が昨年から導入されたステージ制を経験していることになる。今年も賞金ランク上位6人が3日目から始まる2ndステージからの出場となるが、大きな変更点はその上位6人に複勝率上位のエンジンが渡ることだ。昨年なら賞金ランク1位であっても、18番目のエンジンを引く可能性があっただけに、やはり2ndステージから出場できる6人がグランプリ制覇に近いといえる。
 今年SG2冠の勲章を引っさげてぶっちぎり1位で登場するのが山崎智也だ。5月のオールスター、6月のグラチャンを連続で制した上半期に比べると近況は物足りなさも残るが、グランプリともなれば目の色は変わってくるはず。住之江は2012年のグランプリでドラマチックV≠果たし、14年の高松宮記念、今年の太閤賞とG1も連覇している。今年の顔≠ェラストも華麗に決めるか。
 トモヤの進撃を阻止するなら4人の地元勢だろう。その中でも今年の大阪支部の稼ぎ頭≠ナもある石野貴之に期待したい。7月のオーシャンCで5年ぶりにSGを奪取するなど、今年はSGで4優出。特に10月のダービー、11月のチャレンジCでのSG連続優出は2ndステージからの出場にこだわった結果だけに価値もある。大阪からまたひとり新たなグランプリ覇者が誕生するかもしれない。
 1stステージから下克上V≠狙う太田和美松井繁田中信一郎の歴代GPウイナーたちが持つ存在感と経験値の高さも侮れない。