25日に終了したSGボートレースダービー(浜名湖ボート)で、湖国のエース・守田俊介が、デビュー22年目にして初の栄冠を勝ち取った。予選トップをもぎ取り、プレッシャーのかかった準優勝戦、優勝戦の1号艇でも堂々の押し切り勝ち。とてもSG初制覇とは思えない、まさに“強者”の走りだった。
ボートレースダービー直前の賞金ランキングは38位。このままでは芦屋ボートで開催されるSGチャレンジカップ(11月24〜29日)への出場すら危うい状況だったが、この優勝で一気に6位までジャンプアップ。グランプリ出場へ当確ランプをともした。
早くから素質を高く評価されていた守田だが、意外にもグランプリの舞台は今回が初となる。ただ“40にして惑わず”−、不惑を迎えた守田なら、迷うことなく金のヘルメットまで一気に突き進みそうな予感がする。