壮絶な首位デッドヒートを制して篠崎が、メモリアルを制した。12年のグランプリシリーズ以来、2度目のSG制覇を成し遂げた。
過去にはSG優勝戦のフライングで、1年間SG選出除外の罰則を受けるなど苦しい時期も経験。また、SG初制覇がグランプリシリーズだった選手で、後にSGを勝った選手がいないというジンクスも乗り越えてのV。フライングを喫したメモリアルの舞台での優勝というのも、どこか因縁めいた感じで感動的だった。
この優勝で賞金ランクも2位まで浮上。3回目となるグランプリ出場は確定的だ。住之江では、グランプリシリーズVに加え、グランプリでも13年に優出(5着)の実績を残す。メモリアルで演じた好勝負のように、暮れのメッカ水面でも、篠崎がファンを魅了させてほしい。