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スポニチvol.1
 今年早くも五つのSGレースを消化した。レディースチャンピオンまで24個のG1でウイナーが誕生。ベスト18に残り、12月18日からボートレース住之江で行われるSGグランプリにコマを進めるのはいったい誰か。5回連載で“マネーバトル”の行方を追う。1回目はここまでの記念戦線を振り返る。
 昨年からグランプリの勝ち上がり方式が変わった。2ステージ制になり、賞金ランク上位6人は3日目のトライアル2ndから登場。7位から18位の選手は序盤2日間で着をまとめないと、その時点で終わってしまう。誰が賞金ランクベスト6に残るのか、18番目で滑り込むのは誰か。この二つがポイントとなる。
 賞金ランク表(9月2日現在)を見ても分かる通り、今年は山崎智也が独走モードを築いている。SG2Vが大きくモノをいい、着実に足場を固めた。先の蒲郡メモリアルで優勝した篠崎元志が2位にジャンプアップ。優勝戦2着で涙をのんだ峰竜太も5位に付けている。
 ボーダー付近に目を移そう。気になるのが田中信一郎松井繁丸岡正典の大阪支部3人だ。今年は住之江にグランプリが戻ってくる。何としてもベスト18位圏内へ。秋戦線の奮闘に注目が集まる。昨年のグランプリ覇者・茅原悠紀は19位。22日から尼崎で開催されるプレミアムG1・ヤングダービーではV候補の一人だ。暮れに向けての猛チャージに期待しよう。