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サンスポvol.3
ダービー制覇・守田が当確へ
「SG第30回グランプリ」(住之江、12月18日〜23日)の出場争いはいよいよ佳境へ突入する。先月のダービー終了後から全国各地でG1が開催され、賞金ランクも多少の変化があった。18人が決まる今月末のチャレンジカップへ向けて目が離せなくなってきた。
 先月のボートレースダービーは守田がSG初優勝を飾り、圏外≠ゥら一気にグランプリ出場へ当確ランプを点灯させた。そしてチャレンジC前の現在はG1を舞台に熾烈な賞金争いが展開中。ここでもランクに大きな変動がみられた。
 今月3日に終了したびわこ周年は松井繁が強烈な足に仕上げて、今年初のG1タイトルを奪取。10月は高松宮記念(優出5着)→ダービー(優出4着)と連続優出で賞金加算に成功していたが、ここでグランプリ出場への決定打≠放った。
 続く宮島周年は坪井康晴の通算9度目のG1制覇で幕を閉じた。準優では予選トップ通過を果たしていた盟友の菊地孝平を撃破し、優勝戦も3コースからまくり差して快勝。チャレンジC前に勝負駆けを成功させて、3年ぶり5度目のグランプリ出場を決定づけた。
 現在開催中の蒲郡周年でも下位ランカーたちの逆転劇があるかもしれないが、14日から始まる児島周年も見逃せなくなってきた。何と言っても注目は茅原悠紀吉田拡郎の岡山ツートップだろう。昨年、グランプリに初出場した両者だが、今年はまだ出場圏内に入っていない。とはいえ、現在賞金ランク21位の茅原はもちろんだが、吉田もすでに4000万円(29位)を超えており、この地元周年を優勝すれば一気に2年連続出場が近づいてくる。
 昨年のグランプリ覇者としてファンも出場を心待ちにしている茅原は「何としても出たいです。結果はどうなるか分かりませんけどできることをやって、その先にグランプリがあればいいですね」と気合を込めてラストスパートに入る。