先月のボートレースダービー後は4場でG1が開催された。グランプリ出場の18位入りに加え、セカンドステージから出場できる上位6位入り争いも大激戦ムード。今年の芦屋チャレンジカップは電卓が手放せない1週間になりそう。
この1カ月で大きく賞金ランクを上げたのが坪井康晴と茅原悠紀だ。特に坪井は地元浜名湖でのダービー最終日に切ったフライングのハンディを抱えながら、宮島周年を制し、さらに続く児島周年でも優出5着。鮮やかなラストスパートで3年ぶり5度目のグランプリ出場を確定的にした。
そして茅原も若き実力者としての意地をみせた。先日、終わったばかりの児島周年は地元の期待を背負って、シリーズリーダーに君臨。優勝戦は1号艇で惜しくも2着に終わったが、賞金加算には成功し、ランクを圏内の16位まで上昇させた。グランプリ覇者として臨んだ今年はリズムが上がらなかったが、2年連続出場を視界に捕えたのは間違いない。ダービー(優出2着)→チャレンジC(優出4着)と終盤に強さをみせた昨年同様に、今年もラストバトルを前に勢いに乗ってきた。
主な賞金上位陣でチャレンジCに出場しないのは2位の篠崎元志と21位の山口剛、27位の山田雄太だけなので、今年は昨年以上に僅差の争いが予想される。そして最大の注目はボーダー付近の20位にいる瓜生正義だろう。11年連続でのグランプリ出場へ、ラストバトルの地は地元の芦屋。一発逆転を狙う走りに注目だ。



坪井&茅原猛スパート
2年ぶりに住之江ボートで行われる「SG第30回グランプリ」(12月18日〜23日)の開幕まで残り1カ月を切った。今年もベスト18入りへ激しい賞金バトルが展開されてきたが、残すは24日からのSG芦屋チャレンジカップのみ。上位陣が逃げ切るのか、それとも一発逆転劇があるのか、いよいよ激熱の1週間が始まる。