賞金ランク18位前後に、原田幸哉(40=愛知)、瓜生正義(39=福岡)の76期コンビが控える。原田は4月の大村周年制覇などで、今年は6回優勝。夏場までに賞金を稼いだが、9月からリズムは下降した。「エンジンが出ない時は、いかにしのぐかが問題」。苦しい時は、さばき勝負に徹して我慢してきた。10月SGダービー(浜名湖)では、「11月の蒲郡周年、チャレンジCを優勝して(賞金)ベスト6入りを狙う」と話していたが、前節の蒲郡周年は準優6着に敗れた。GP出場へ正念場だ。
瓜生は、調子の波が激しい。2月のG1九州地区選(からつ)準優でフライングを切った。スタート事故罰則のため、G1復帰が9月までずれ込んだ。その9月多摩川周年でいきなり優勝、続く桐生周年は優出3着と勢いに乗ったかに見えたが、10月以降はエンジン出しに苦しむ。それでも、芦屋は13年4月から14年9月まで5連続Vを飾ったほど得意な水面。逆転での賞金ベスト18入りへ、元祖ミスターボーダー≠フ真価が問われる。