惜しくも賞金ランク18位に入らなかった19〜60位の選手らで争われる「グランプリシリーズ」。3日目からはグランプリ1stステージで敗退した6選手がシリーズに転戦し、シリーズ組の主力レーサーVSグランプリ敗退組の戦いも見ものとなる。
今年を不本意な1年で終えるわけにはいかない
井口佳典が最後にうっぷんを晴らしてみせるか。11年連続のグランプリ出場を逃した
瓜生正義が、今回は気持ちを切り替えてのシリーズ戦回りとなる。この井口、瓜生がグランプリ1stステージ敗退組を迎え撃つ形になりそうだ。
昨年から始まったシリーズの新方式では、勝率上位エンジンを手に入れるグランプリ敗退組が有利となるが、1stステージで敗れたことによる気落ちが気になる。そこにシリーズ組が付け入るスキがあるわけで、まだSGクラシック切符を持っておらずモチベーションが高い面々(12月7日現在)が浮上する可能性は十分ある。グランプリ18名の次点に泣いた
吉田拡郎、そして
白井英治、
吉川元浩、
菊地孝平、井口らがそれに該当する。
ちなみに昨年のシリーズVは
平本真之だった。その平本は賞金ランク20位で初日の「シリーズ特別戦」の2号艇にノミネートされている。あと、大穴としては地元の
西村拓也の名前も挙げておきたい。G1を飛び越えてSG初優勝があっても驚けない存在だ。