野田選手
忘れられない初優勝
昔のことになりますが、競艇選手になったきっかけは?
フリーターをしているときに、競艇が好きな友達と一緒にたまたま津競艇を見に行って、こんな仕事もあるねんなと思いました。それで自分でパンフレットを取り寄せて調べました。

実際競艇の世界に入ってどう思いましたか?
こんなに縦社会だとは思っていませんでした。今はもう慣れましたけど、それまで横のつながりで生きてきたので、先輩、後輩のつながりにびっくりしました。

競艇選手として14年目になりますね。忘れられないレースはありますか?
特にないけど、う〜ん、あえて言うなら初優勝かな。あのときは嬉しすぎてよく忘れ物をしました。(帰り)門を出るまでに、シューズ忘れて取りに行って、次はペラを忘れて、その次は登録票と3回忘れ物を取りに行きました(苦笑)。

尊敬している選手はいますか?
今村豊選手(2992/山口)はすごいなと思いますね。ずっとA1をキープしているし、年齢を重ねていてもやっているし、エンジンも出すし、全ての面がすごいなと。

野田選手のここは誰にも負けないといったセールスポイントは?
インを取ったときには、ギリギリスタートで行きます。

やはりインを取って逃げ切るのが理想のレースの形ですか?
そうやね。そうそう取らしてくれないし。1号艇のときはいいけど。

野田選手が感じる競艇の魅力は?
選手たちが一生懸命ひとつのレースに挑んで勝ったり負けたりして、その気持ちを共有できるのがいいんじゃないかと思います。ペラのせいでエンジンが出ていないときは、面白くないし、辞めたいと少しだけ思ったこともあるけど、こんないい仕事はないと思っています。

トップレーサーがいて人数も多い大阪支部は野田選手からみてどうですか?
考えたことはないですが、いい感じじゃないでしょうか。若手もどんどん成長していますし、だんだんいいムードになってきたんじゃないですかね。仲のいい選手は坪内実選手(3370/大阪)です。プライベートで飲みに行ったりします。