今年のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)はメッカ住之江での開催。このオールレディースは前哨戦となり、それだけにマネーバトルの激しさが増す一戦だ。この地元戦で必勝を期すのは高橋淳美。ボーダーの12位入りへ現在14位。9月の当地・W優勝戦では1マークでまくりながら2着と涙をのんだ分まで気合が入るはず。現在A2、今期勝率は5.71だが住之江が舞台なら底力を発揮するのが高橋なのだ。
今回メンバーの勝ち頭(今年V3)の中谷朋子は賞金ランク18位。クラシック出場へ望みをつなぐとともに賞金順位のランクアップとモチべーションは高い。好勝負は必至だ。
対して現在のランクを守る立場が8位の鎌倉涼、9位の永井聖美、10位の平高奈菜。鎌倉は近況低調だけに悲願の地元初Vで軌道修正したいところ。平高は当地水面との相性の悪さを解消したうえで賞金の上積みを図りたい。永井は2度目のクライマックス出場を意識しつつ一走入魂。
あと、軽視できないのが今期好調で賞金16位まで浮上している岸恵子だ。8月のレディースチャンピオン(三国)で右足を骨折して休んでいた山川美由紀は本来の力が出せそうになく過大評価は禁物か。