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●原田選手 |
![]() ● 一番はプロペラじゃないですかね。エンジンもずっといいの引いてたんで、ペラが良くなってある程度の良い成績を取れるようになってきました。自分で一から作れって言われたら、まだ理論とか分からない面はあります。とりあえず先輩にいろいろ聞いてみて「こういうのが良かった、ああしたら良かった」を一通り作ってみたら、そこから自分にとっての、正解が見えてきた感じです。 良いプロペラができ上がったことで、A1昇級が具体化してきたんですか? ● それはないですね、一節一節走ってたら、期が終わるくらいにA1になれそうかなと。 では予感はあったんですね? ● でも、あんまり意識したら事故するんで…。最後の方は「あと何点取ればいいかな」と計算はしてましたけど。近畿地区選に出たいというのがありますからね。だからA1になれるように、がんばろうか〜って。
![]() ● 実は僕、デビューしてから、ずっと事故点がありまして、その事故点でクビ寸前までいったんです。だから最初の頃は、同期でA1になった人や成績を見て、いいな〜と思ってしまい、焦るところがありました。それで余計に事故点をつけてしまった。だから考え方を変えて、「とりあえず僕は僕で焦ることなく走ろう」と。それから良くなってきてますね、成績を見ると。 大阪支部にトップレーサーが多くいますが、いろいろと影響を受けますか? ● 昨年・8月のオール大阪の時なんですけど、準優勝戦で2着を走っていたんですよ。僕のうしろに松井繁さんがいました。でも松井さんが走ってるっていうだけで、もうレースを覚えてないくらい、頭の中がまっしろになったんです。で結局は、抜かれたんですよ。そのときに「悔しいな〜、けっこう差があったのに、なんで抜かれたんやろ」って。それから、気合いを入れて成績が上がっていったのもありますね。今思うとそこに、もう一つ、A1になれた要因がありましたね。 そのことを松井さんはご存じなんですか? ● 知らないでしょうね。くやし〜っていうのは、本人に言いました。でも、焦って抜かれたことがきっかけで強くなれましたね。いい経験をさせてもらいました。あそこで抜かれてなかったら、たぶん僕は、A1になってないですね。 大物レーサーと競り合うのは緊張しますか? ● そうですね、オール大阪のときは、優出もかかっていたし、なおかつ、後ろを松井さんが走っていたので、まだまだハートが弱かったですね。だいぶ鍛えられましたよ、あれで。それからはレースで、走る前に出走表を見ても「このメンバー、松井さんに追いかけられるのに比べたら大したことないな」って思えるようになってきました。そういうプラス思考ができるようになってきましたよ。 |
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