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●繁野谷選手 |
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![]() まずはそこまでの経緯をお聞かせ願いますか? ● カーレースってすごくお金がかかるんで、勝っても赤字なんです。 その上、ランクが上のクラスに行こうと思ったら、スポンサーを見つけて、自分で資金を貯めんとだめなんです。 チームとしても、個人としても。個人で1億持ってたら「乗してくれ」ってお願いに行ったり。そうでなければ、とてつもなく速い人か、人脈の厚い人しか上に行けない状態やったんです。 そんな時に、車のメカニックの人から「おまえ競艇やってみーひんか?」と誘われたのがきっかけです。 それまでに競艇の世界に興味はあったんですか? ● いや。全然なかったです。全然知らない世界でした。 実際、訓練所に入って「しまったな」と思われませんでしたか? ● いや、それはなかったですね。 試験を受ける前にいろいろと調べるじゃないですか。それで自分の成績次第で収入が増えて、自分の頑張り次第で上のクラスに行けることが分かってたんでね。自分には合ってるなと思いました。 カーレースと競艇の世界って共通点はありますか? ● やっぱ、速い者が勝つ。先頭走ってなんぼの世界ですから。気持ち的には全然変わってないですね。 では、レーシングドライバーの経験が競艇に活かされてるところは? ● 大っきくありますね。精神的なものとか、考え方とか、一緒なんで。 ただ陸の上か水の上かの違いだけで。 繁野谷選手が感じる競艇の魅力っていうのは、どういう所ですか? ● やっぱ1マークの展開っていうか、相手が5人いての展開になりますから、カケヒキみたいなね。 車やったら予選上位の人が、そのまま1コーナーに入るという形じゃないですか、ボートやったら一斉に1マークを回るから、相手が多い分だけこっちも難しいし、お客さんも予想するのが難しいしね。 |
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