豪華な顔ぶれが揃った。2014年のグランプリ(賞金王決定戦/平和島)に出場した18人のうち9人が参戦。ここは
太田和美、
松井繁、
丸岡正典、
石野貴之の大阪カルテットが中心になる。この4人の中では意外にも太田に太閤賞Vがない。Fハンディは走り慣れた地元水面だけに問題ないだろう。地元周年初Vへ今年こそ!だ。
一方、11月に45歳になった松井は、2015年に住之江に戻ってくるグランプリを意識しながら年頭のG1戦線に臨む。目指すは6年ぶりの太閤賞V。10年連続のグランプリ出場へ弾みをつけたいところだ。
ここ一番に強くなった石野は今や堂々たる大阪の顔だ。すでに太閤賞のタイトルは手にしている。石野が4年ぶりの太閤賞Vとなれば、大阪でも世代交代がさらに進むことになる。
一昨年のウイナー丸岡も攻撃力に磨きをかけている。師匠の太田に勝って優勝するという壮大な目標がここで果たされても不思議ではない。
このグランプリ組に割って入るならグランプリ次点という悔しさを味わった
田中信一郎だ。2年続けてグランプリ出場に届かなかったことを踏まえて今年は最初からガンガン飛ばすに違いない。さらに、2014年の巻き返しを期す
湯川浩司も出場。これだけ層の厚い地元軍団は他にない。
それでも遠征勢では、ディフェンディングチャンピオンの
吉川元浩、3カ月前に高松宮記念を制している
山崎智也、住之江でグランプリV2の
池田浩二、2014年の高松宮記念で負傷帰郷した分まで…と燃える
瓜生正義、若手の旗手・
篠崎元志と
桐生順平などなど、住之江軍団の上位独占を阻止する候補もまた強力だ。
※数字は12月18日現在のものです。