
年末の大一番「SGグランプリ」出場争いが残り2カ月を切ったところで迎える住之江G1レース。グランプリの当確組にとっては前哨戦となり、出場を争う面々にとってはランクアップへの重要な一戦になる。とくに地元勢は地の利で優勝を手にしたいところだ。グランプリの出場枠は18。SGボートレースメモリアル(蒲郡)が終わった時点の賞金ランクが14位の
田中信一郎、16位の
松井繁、18位の
丸岡正典は優勝すれば一気に当確圏内に届くのでモチベーションはかなり高くなるだろう。
本命として期待したいのは田中だ。メモリアルには出場できなかったが、7月のSGオーシャンカップ(三国)で優勝戦2着。出力低減モーターのSGレースで結果を残せたのは大きい。そして、地元のナイターで見せる強さはピカイチ。円熟の域に入ったハンドルでV争いを引っ張るはず。一方、グランプリセカンドステージからの出場になる6位以内確保を目指す6位の
太田和美、4位の
石野貴之も走り慣れた地元戦で目標達成へ突き進む。対して16位まで順位を下げた松井はここが正念場になるだろう。
それぞれの思いを胸に臨む地元4強と好勝負を演じるなら賞金ランクトップの
山崎智也が対抗一番手か。山崎は昨年9月の当大会と今年1月の周年でV実績があり、当地G13連覇がかかっている。また、2位の
篠崎元志、5位の
峰竜太、9位の
平本真之、11位の
今垣光太郎、12位の
中島孝平も有力候補だろう。とくにメモリアルVの賞金2位・篠崎元志、メモリアル準Vの賞金5位・峰竜太は6位以内を確実にすべくスピード戦を展開だ。
※数字は8/30現在のものです。