準優は6着に終わったが、6月のSG宮島グラチャンは5戦3勝で予選5位通過と健在ぶりをアピールしたのがまだ記憶に新しい。そして、選出順位50位ながらSGダービー(浜名湖)出場も決めた。SGメンバー内でも数少なくなったマスターズ世代だが賞金ランクも72位とSGチャレンジカップ(芦屋)も狙える位置にいる。舞台が芦屋なのであきらめていない。ベテランならではのペラ調整力を発揮してV争いに殴り込む。

　現時点で賞金ランク65位。当地開催の年末のグランプリシリーズ出場にも十分届く位置につけている。ホーム住之江が舞台の今回G1高松宮記念の後にはランク44位で出場を決めたSGダービー(浜名湖)が控えているだけに、その後のチャレンジカップ(芦屋)出場も不可能ではない。今年10優出V2の安定感はG1でも通用するはず。ガッツ満点の走りプラス円熟のハンドルで総勢10人の地元軍団を引っ張る活躍を期待したい。

　6月のSGグランドチャンピオン(宮島)、8月のSGメモリアル(蒲郡)で優出。その間にあった地元戦のオーシャンカップは予選で敗退したが、夏場のSG戦線3節で2節優出は復調の証だ。それでもメモリアルでは「ペラを合わせることができてなかった」と納得していなかった。9月の地元G1三国周年前の賞金ランクは13位。三国の後の今回当地、そしてSGダービー(浜名湖)。この秋、中島の一走入魂戦から目が離せない。

　賞金ランク争いの大詰めまで残すSGはダービーとチャレンジカップの2開催となった現時点で19位。SGグランプリ出場ボーダーの18位との差は約160万円ということで、今まさに正念場だ。丸岡の場合、ダービー出場を勝率0.09差で逃しただけに今回の地元G1が勝負になる。チルトをハネてのダッシュ戦という策に8月のオール大阪でメドが立ったのは大きい。何より高松宮記念は未Vのタイトル。狙うは頂点だけだ。

　9月9日現在の賞金ランクはボーダーの18位と約630万円差の30位。兄の元志がメモリアル(蒲郡)VでGP出場当確の2位にジャンプアップしたのを見て「次はオレ」と燃えている。9月末のG1ヤングダービー(尼崎)の出場後、今回G1高松宮記念に臨むにあたり、兄と一緒というのは心強い。SGダービー(浜名湖)出場を逃した分、この関西ロードが重要になる。とくに好相性の住之江はV争いがノルマだ。

　現時点で賞金ランク54位。当面の目標は11月末のSGチャレンジカップ(芦屋)出場だろう。ボーダー32位との差は約360万円。G1を走る機会が少ない中田にとって9月末のG1ヤングダービー(尼崎)から続くG1ロードは優勝がベストだが、優出での賞金上積みも目標になる。とくに当地は7月のG3イースタンヤングで優出(6着)したように相性がいいので優勝争いは十分に可能。侮るなかれ！だ。