11月・チャレンジカップ(下関)で優勝戦2着だった平山智加は「5号艇で2着ならヨシとします」と自分に言い聞かせるように話した。賞金ランク上位20人で争った大会で改めて存在感を見せたことで好感触を得たようだ。前期勝率6.42と苦労したことは無駄ではなかった。
 その平山も2着が精一杯だったチャレンジカップで優勝した岸恵子が勢いは一番だ。11月・オールレディースで住之江を体験したのも大きく、一気に頂点を目指す。
 平山、岸の四国対決に割って入るなら、やはり地元の鎌倉涼。チャレンジカップ優勝戦3着で戦える手ごたえをつかんだはず。悲願の地元初Vが大一番のレースなら言うことなしだ。
 この3強に割って入る一番手が平高奈菜。11月・オールレディースの優出(3着)で住之江に対する苦手意識が消えたはずで、攻撃力が生きる楽しみがある。
 あとは横一線だが、住之江得意の三浦永理が初代賞金クイーンらしさを見せるか。いずれにしても冷え込む季節のペラ調整力が明暗を分けることになるだろう。