今回の地区選から優勝者が1カ月後のSGクラシック(総理杯)に出場できることになった。クラシックの舞台は尼崎。兵庫勢が目の色を変えて臨むのは明白で、迎え撃つ住之江軍団は心してかからなければならないだろう。有利なのは、やはり正月のオール大阪(王将戦)→57周年(太閤賞)を走っている地元の住之江トップ集団。なかでも松井繁田中信一郎太田和美丸岡正典湯川浩司石野貴之がSGウイナーだ。まだ地区選Vのない湯川、丸岡がそろそろ…の予感?!
 兵庫勢は地区選V2の実績を持つ吉川元浩がエース格だが、クラシック出場権を持っていない魚谷智之が10年ぶりの近畿1の座に燃える。あと、クラシック勝負組では金子龍介山本隆幸稲田浩二が住之江と好相性。滋賀・京都勢は馬場貴也が昨年V5でクラシックは予備の5位。微妙な位置なので、この地区選Vで自力の出場を決めたいところだろう。そして北陸勢は今垣光太郎がラストチャンスに懸ける。クラシック出場を決めている中島孝平は昨年の賞金王で準Vした水面で地区選連覇に挑む。