レース展望

8月の1カ月間のF休みから戦列に戻ってきた田中信一郎が、18優出V6と抜群の実績を持つ住之江ナイターで賞金王出場へ弾みをつけるシリーズになるか。F休み明け初戦(9月・一般戦)で住之江を走るのは大きなアドバンテージになるだろう。一方、7月末のオーシャンカップ(若松)Vで賞金王出場当確圏に浮上している松井繁は、賞金王初日トライアルの好枠を取るためにもここは気合が入るはずだ。
湯川浩司は昨年の賞金王シリーズ戦から住之江は4連続優出中で、前回は盆のオール大阪V。SGモーターボート記念が終わった時点の賞金ランク16位から順位を上げるには今回は絶好のチャンスだ。対して6月・グラチャン(常滑)Vで賞金王出場が濃厚になった太田和美は、4年ぶりの高松宮記念Vを目指すが、MB記念の最終日に切ったFが割り引き材料。
以上4人に今年2月の太閤賞を制した丸岡正典、ここらで反撃のノロシを上げたい石野貴之を加えた地元のSGウイナー6人衆はかなり強力だが、遠征陣も住之江のタイトルホルダーがそろっている。山崎智也、池田浩二、井口佳典の歴代賞金王ウイナー、当競走の前回覇者・峰竜太、5月のアサヒビールカップ(GV)Vが記憶に新しい徳増秀樹らが地元勢と好勝負を演じそうだ。瓜生正義は住之江ナイターで5年のブランクがあるので、どうか…。
※数字は9月2日現在のものです。