出場間に合った田中信一郎が、一躍V筆頭候補へ 

 土壇場の11月三国・GV企業杯で優勝戦2着。その結果、ランク56位でギリギリ出場にこぎつけた(60位がボーダー)田中信一郎が一躍、本命だ。誰よりも住之江への思い入れが強く、結果も残している。10月の高松宮記念でも実績のないモーターで優勝戦2着まで持ってくるなど、住之江での強さは格別なものがある。
 一方、今年2月の太閤賞(住之江周年)ウイナーの湯川浩司は、昨年のシリーズ戦優勝戦2号艇で6着に敗れている。来年以降の賞金王Vを目指すためにも、まずはシリーズ戦Vだ。
 決定戦の次々点でシリーズ戦に回ってきた池田浩二は、遅ればせながら新ペラ制度に慣れた様子。昨年の賞金王ウイナーの意地を見せるか。
 田中信一郎もそうだが、まだ来春の総理杯キップを持っていない(11月30日現在)魚谷智之服部幸男今村豊も一発を狙うだろう。一昨年の賞金王ウイナーながら今年は次点で涙を飲んだ中島孝平は、すでに総理杯出場権を持っているので精神的には楽か。住之江巧者の辻栄蔵赤岩善生も有力候補と言えるだろう。